モノクロのピクセルアートで描かれた世界を、小さなロボットと一緒に進んでいく。
錆びた機械の残響と、静かに流れるチルなBGM。
『MotionRec』は、記録と再生を繰り返しながら、機械の世界の中に秘めた“謎”を解き明かすレコードパズルアクションです。
※本記事は、PLAYISM様より先行プレイ用キーの提供を受けて執筆しています。
| 目次 |
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| 『MotionRec』プレイレポート:モノクロのピクセルアートが描く、小さなロボットとの探索の旅 |
| 『MotionRec』の核となる「記録と再生」システムとは? |
| 『MotionRec』の魅力を支える、ひらめきと癒しのゲームデザイン |
| 静かな世界に刻まれる、記録という名の物語 |
| 『MotionRec』製品情報 |
『MotionRec』プレイレポート:モノクロのピクセルアートが描く、小さなロボットとの探索の旅
プレイを始めてまず目に入るのは、精密なピクセルアートです。
無作為に生い茂った緑や、隙間から飛び立つ鳥たち。
そしてどこかノスタルジックな機械の数々が、静かに息づいています。
一つひとつのピクセルが丁寧に描かれていて、モノクロの映像と重なり、独特のシュールな雰囲気を感じさせてくれます。
操作するのは、小さくて愛らしいロボット。
その小気味よい動きは見ているだけでも楽しく、プレイヤーの気持ちを少しずつ温めてくれます。
そこに流れるのは、チルでクールなBGM。
機械の響きと柔らかな旋律が、無機質な世界に少しの温度を与えています。
この音と映像が合わさることで、『MotionRec』の世界はより深く、心に残るものになっているように感じました。

プレイヤーはこのロボットを操作して、階層状に広がるステージを探索していきます。
道中にはさまざまな仕掛けや構造物が配置されていて、
それらを理解しながら少しづつ先へと進む楽しさがあります。
作品紹介では「パズルアクション」とされていますが、
実際に遊んでみると、『Celeste』のように一歩ずつ進んでいく“探索の旅”に近い印象を受けました。
ステージごとに新しい動きや演出が用意されていて、進むたびに小さな発見があります。
難しすぎることはなく、けれど決して単純ではありません。
自分の手で考え、進み方を見つけていく――そんな時間が、とても心地よい作品です。
『MotionRec』の核となる「記録と再生」システムとは?
このゲームの最大の特徴は、「記録と再生」という仕組みです。
プレイヤーはロボットの動きを“記録”し、その動きをあとから“再生”できます。
たとえば、階段を上る動きを記録しておけば、階段がなくても高い場所に登ることができる――そんな具合です。

この「記録と再生」をうまく使いこなしながらエリアを進んでいく。
それが『MotionRec』の大きな魅力であり、パズルアクションと呼ばれる理由です。
とはいえ、初めて聞く方の中には少し不安を感じる人もいるかもしれません。
「記録と再生って、なんだか複雑そう……。」
実際、筆者も最初は同じように思っていました。
ですが、実際にプレイしてみると、その心配はすぐに消えてしまいます。
操作は驚くほどシンプル。
LTボタンで記録、RTボタンで再生――これだけです。

あとはロボットを動かすだけで、仕組みが自然と理解できるようになっています。
直感的でテンポの良い設計なので、ぜひ体験版でこの感覚を味わってみてください。
難しく考えなくても、遊びながら自然に理解できる――そのシンプルさが、本作の一番の魅力です。
『MotionRec』の魅力を支える、ひらめきと癒しのゲームデザイン
記録と再生の仕組みは、ただのギミックではありません。
自分の動きを記録して再生するたびに、この世界のルールを少しずつ理解していく。
そんな感覚があります。


「あ、こうすればいいのか!」と気づく瞬間が何度も訪れ、そのたびに小さな達成感が積み重なっていくんです。
ちょっとした“ひらめき”で状況が一気に開けるときの気持ちよさは格別。
ステージ構造も巧みに作られていて、少しずつ段階的に考える要素が増えていきます。
最初のうちは直感的に進めますが、後半になるとじっくり考える場面も増えてきます。
ただ、そこまでのプレイでしっかりと経験を積んでいるので、自然と解けるようになっているはずです。
個人的にお気に入りなのが、ステージの合間にある“休憩場所”。

ゆったりしたソファに座ってテレビを眺める――そんな小さなひとときが、とても愛おしいんです。
頭を使う時間の合間に、静かに息をつけるこの演出は、本作の優しさを象徴しているように感じます。
先を進むのに必須ではない“やりこみ要素”も用意されていて、遊び方の幅が広いのも魅力です。
そして忘れてはいけないのが、ストーリー要素。


言葉で語られることはなく、動きや雰囲気から物語を感じ取るタイプの演出になっています。
無機質なのに、どこか温かい。
そんな独特の世界観が、最後まで心に残ります。
プレイしたときは、ぜひこの静かな物語にも注目してみてください。
静かな世界に刻まれる、記録という名の物語

本作はただのパズルアクションにとどまりません。
淡々と進むように見える“記録”と“再生”のサイクルの中に、どこか切なさを感じさせる物語の気配が漂っています。
ひとつひとつの動きには、過去の自分の軌跡と、未来へ進むための意思が重なっているようにも思えるのです。
無機質なモノクロの世界に、温かな感情の残響が滲む。
それはまるで、レコードの針が時間の傷をなぞるような感覚。
プレイヤーが動き、止まり、もう一度動くたびに──
そこに確かに「記憶」が刻まれていくのかもしれません。
『MotionRec』は、記録という名の“物語”を体験するゲーム。
その一歩一歩がどんな結末へ導くのか、ぜひあなたが確かめてみてください。
『MotionRec』製品情報

PLAYISM公式ページ: https://playism.com/game/motionrec/
トレーラー: https://youtu.be/Z58WqnlOZ5A
Steamストアページ:https://store.steampowered.com/app/2602230/MOTIONREC/
※体験版公開中!
■発売日:2025年10月27日
■開発元:HANDSUM
■販売元:PLAYISM
■ジャンル:レコードパズルアクション
■対応言語:日本語・英語・繁体字・簡体字・韓国語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語・スペイン語(ラテンアメリカ)・ポーランド語・ポルトガル語・ポルトガル語(ブラジル)・ロシア語・トルコ語・ウクライナ語
■対応プラットフォーム:Steam/Nintendo Switch/PlayStation5
※Nintendo Switch/PlayStation5は、2026年対応予定
■販売価格:Steam版1,200円
Nintendo Switch/PlayStation®5版 :未定
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※本記事は、PLAYISM様より先行プレイ用キーの提供を受けて執筆しています。
※掲載している画像は、筆者によるプレイ中のキャプチャーおよび公式配布素材を使用しています。
※内容は開発中バージョンに基づいており、製品版では一部異なる可能性があります。

ライター/ねりけし
ピクセルアート(ドット絵)ゲームプレイ歴20年以上。
Vtuberの下で2年間、動画作成とプロモーションを学ぶ。
最近インディーゲームの魅力に気付いて沼にハマる。

