東京ゲームショウ2025のインディーエリアで出会ったのは、京都を拠点にインディー作品を数多く手がけるパブリッシャー room6 のブース。
インディーエリアの中では、かなり広めのスペース。
「錬金術師の工房」をイメージした特徴的な内装で、圧倒的な存在感を放っていました。
京都・出町柳を拠点とするインディーゲームスタジオ room6。
小規模ながらも、開発・移植・パブリッシングを幅広く手がけ、インディーシーンでひときわ目を引く存在。
彼らの特徴は「開発者ファースト」の姿勢にあります。
作品内容に過度な注文を付けず、完成時期も強制しない――そうした柔軟なスタンスで、クリエイターが本当に作りたいゲームを世に送り出すことを大切にしています。
公式サイトに記載のある通り、一つひとつの作品を丁寧に育てる方針も印象的です。
一方で、ヨカゼ(Yokaze) は room6 とは切り離された存在として活動している独立レーベルです。
「世界に浸るような体験を届けたい」というコンセプトを掲げ、『OU』『ghostpia』『MINDHACK』『Recolit』など、独自色の強いタイトルを世に送り出しています。
このように、room6とヨカゼはそれぞれの立場からインディーシーンを支えつつ、国内外のプレイヤーへ新しい体験を届けています。
取材・ライティング/ねりけし
魅力的な試遊タイトルたち

TGS2025のブースで試遊できるのは、下記タイトル。
ドーナツの穴 / イタチの家渡り / トロイメライの月あかり / ショートショートフィクションズ / UNDERGROUNDED / BatteryNote / Pastel☆Parade / キメキャワ♥限界ビートちゃん!! / Feeling Death / FREEZIA / ローグウィズデッド
今回試遊したのは、すでに発売中のタイトル 『FREEZIA』。
クールだけどかわいらしいピクセルアートの魅力に惹かれてプレイしました。
短い時間ではありましたが、会場で実際に触れることで、作品の魅力を体感することができました!

独特な雰囲気を持った、ピクセルアートのパズルアクション。
人工知能フリージアとなって、人類の冷凍睡眠を管理していきます。

パズル自体はとてもシンプル。
人類が凍りすぎたり、逆に溶けすぎたりしないよう、ゲージを適正な温度へと合わせていくのが基本です。
中央が適温となっており、プレイを進めるうちに新たなギミックが解放され、少しずつ難易度が上がっていきます。

個人的に特に心惹かれたのはサウンド。
幻想的で、どこか儚さを感じさせる音楽は、夜に一人でゆったりと遊ぶのに最適です。
さらに物語性も感じられ、パズルの枠を超えて世界観に浸れる作品でした。
もしTGSの会場に足を運ぶなら、ぜひ試遊してその空気を味わってみてください。
TGS2025・room6ブースは“空間そのものが作品”

TGS2025のインディーエリアに設けられたroom6のブースは、ただの展示スペースにとどまらず、空間そのものが一つの作品のように仕上げられていました。
全体ののデザインや配置された装飾は、錬金術師の工房の雰囲気を現実世界に再現しており、ブースに一歩足を踏み入れるだけで世界観に引き込まれる感覚があります。
小規模ながらも細部まで作り込まれた内装は、他のインディーブースと比べても際立つ存在感を放っていました。
単なる試遊スペースを越えて、来場者に“体験”を与える展示であることが、room6らしいこだわりとして強く印象に残りました。
話題の作品、『ドーナツの穴 』、『 イタチの家渡り 』をいち早くプレイできるチャンスなので、ぜひとも足を運んでみて下さい。ビジネスデーの時点で既に試遊列ができていたため、一般公開日にはさらに混雑することが予想されます。
気になる方は、開場直後にブースへ向かうのがおすすめです。
© Sassan03
© room6 All rights reserved.
© Yokaze
※本文および掲載写真は、TGS2025会場にて許可を得て取材・撮影したものです。

