空の色がゆっくりと変わっていくのを、ただ眺めていたくなる。
『Cast n Chill』は、そんな静かな感覚に寄り添ってくれる、癒しの釣りゲーム。
ピクセルアートで描かれた壮大な大自然。小鳥のさえずり、風のざわめき、そして魚がルアーをつつくささやかな手応え。
気づけば何時間も、ただ湖畔で釣りを楽しんでいる――そんな時間が心を落ち着かせ、春風のような心地よい癒しを与えてくれます。
釣り道具や登場する魚は豊富で、やりごたえ十分。
マップごとのピクセルアートの大自然は見る人の心を圧倒するでしょう。
のんびり眺めても、夢中で釣っても、自分らしい遊び方がきっと見つかる――そんなゲーム。
※※本記事のレビューは、Wombat Brawler様よりご提供いただいたレビューキーを使用して執筆しています。
記事内容は独立した判断に基づき記載しています。
『Cast n Chill』はどんなゲーム?
タイトル:『Cast n chill』
ジャンル:釣り・シミュレーション
開発・販売元: Wombat Brawler
プラットフォーム:PC(Steam)※コンソール・モバイル版も将来予定あり
対応言語:英語、日本語(正式対応)
発売日:2025年6月16日
価格:1,700円 ※現在、7月1日までセール価格 1,360円
息をのむほど美しいピクセルアートで描かれた大自然の中、風にそよぐ木々の音や水面に広がる波紋を感じながら、ただ、静かに釣り糸を垂らす――
『Cast n Chill』は、そんな贅沢で心地よいひとときを味わえる、癒しのフィッシングゲームです。
Cast n Chillの世界観とは?癒しを感じる理由

朝霧に包まれた湖面、鮮やかに色づく紅葉、夕暮れに染まる山脈の稜線、そして夜になると星々が水面に映り込む――
『Cast n Chill』は、ただ風景を眺めているだけで、気づけば心がすっと静まり、日常のざわめきから解き放たれていくような、そんなゲームです。
プレイヤーが釣りを楽しむ舞台となるのは、個性豊かに描き分けられた複数のロケーション。
場所ごとに異なる植生や野生動物、風の匂いを感じさせる音の質感、そして時の流れに合わせて刻々と変化する空と光――
そこには、ただ景色を見るだけではない、「季節の一瞬に立ち会っている」ような没入感があります。
耳をすませば、葉を揺らす風、岸辺でさえずる鳥、波に揺れる水面の音。
空には星が瞬き、遠くではかわいらしい野生動物の姿がちらりと見えるかもしれません。
そうした繊細な演出の一つひとつが丁寧に積み重ねられ、ピクセルアートでありながら、思わず深呼吸したくなるようなリアルさと温もりを生み出しています。
そして、そんな大自然の中で過ごすのは、プレイヤーひとりきりではありません。
そばには、あなたと行動を共にするモフモフの相棒――ワンちゃんが寄り添ってくれます。
ワンちゃんは見た目を数種類から選ぶことができます。

コーギー、ハスキー、ゴールデンレトリバーなど、あなたの好きなワンちゃんがきっと見つかるはず。
ときに釣りに夢中なあなたを見守っていたり、釣れると一緒に喜んでくれたり。どの瞬間を切り取っても、癒しの一部になってくれます。
また、プレイヤーキャラクターの外見も数種類から選ぶことができます。
お気に入りのスタイルで釣り竿を握り、静かに糸を垂らす――その時間は、どこまでも穏やかで、どこまでも自由です。
『Cast n Chill』というタイトルが示すとおり、このゲームにおいて「釣ること」そのものが目的ではありません。
ゆっくりと時間が流れ、空の色が変わり、風が草を揺らす。その中で、あなたはただ息をつき、何かを待つ。
その一連の体験こそが、このゲームがもたらす“癒し”なんです。
Cast n Chillの釣りシステムの魅力とは?

広がる大自然の中、静かに竿を垂らして待つ。
それだけでも心が解きほぐされるような体験ですが、『Cast n Chill』の釣りはそれだけでは終わりません。
数多くの要素が、リラックスしながらも“夢中になれる遊び”として釣りを成立させています。
🧰 道具を揃え、釣りライフをカスタマイズしよう
本作には、釣り竿・ルアー・ボートなど、複数の装備品が登場します。
魚を釣って得たお金で、新たな道具を購入したり、より高性能な装備へと強化していく――そんな育成要素も魅力の一つです。
- 釣り竿・・・「軽量竿」「大物竿」など特性が異なり、長さや耐久性などを強化可能。中には破格の性能をもつ特別な竿も存在し、夢の大物を狙うなら見逃せません!
- ルアー・・・魚ごとに有効な種類があり、「魚図鑑」を参考に切り替えることで、釣果が大きく変わります。新種の魚を発見すると、ルアーの種類もどんどん増えていくので、探索と収集の楽しみもひとしお。
- ボート・・・最初は頼りない手漕ぎタイプ。高級なボートにすればするほど、スピードと積載量がアップ!改造してスピードと積載量を増やすことも可能なので、お気に入りの見た目で選ぶのもいいかも。
買い物は湖畔にあるショップで行えます。店主のちょっとお節介でノリのいいおじさんも、ゲームを彩る癒しポイントのひとつ。
📘 図鑑を埋めて、伝説の大物を目指せ!

『Cast n Chill』では、登場する魚の種類はなんと50種類以上。
発見した魚は自動で図鑑に登録され、相性の良いルアーや場所などの基本情報が記載されます。
釣り上げることにより、大きさなどの釣果も記載されます。
なかには、特定の時間帯や場所でしか現れない「レジェンド級の魚」も存在。
「あと1匹で図鑑コンプリート!」と、つい夢中になってしまうような収集欲をくすぐる設計になっています。
🌊 複数のマップを自由に旅しよう
『Cast n Chill』の舞台となるのは、表情の異なる複数の釣り場。
ただ魚を釣るだけでなく、その土地ならではの景色や雰囲気を味わうのも本作の醍醐味です。
ゴールドフォーク川

最初に訪れることになる、湖のように穏やかで広い水面が特徴の、静けさ漂う釣り場。釣りの基本を学ぶのに最適な場所。
フォウンミラー湖

燃えるような紅葉と澄んだ湖面が印象的。静けさに包まれた、心落ち着く紅葉の湖。
グリズリッジ川

熊が鮭を追いかけていそうな、野生味あふれる渓流。本当に熊に出会ってしまうことも……。
氷水海

雄大な海と空が広がる絶景ポイント。灯台のそばをカモメが飛び交い、まるで旅先の港町に迷い込んだかのよう。
オールドレック湾

夕暮れに染まる港に、古びた船が並ぶロマン漂う湾。時間の流れすらもゆったりと感じられる場所です。
それぞれのマップには、異なる気候や植生、そして魚たちの生態が設定されており、釣れる魚も異なります。また、各マップの中には複数の釣りスポットが用意されており、実際にはさらに多くの景色の中で釣りを楽しむことができます。
場所ごとの特色がはっきりしているため、訪れるたびに「次はどんな景色が待っているんだろう?」というワクワク感に包まれます。
さらに、2025年秋には無料アップデートで「Autumnwood Lake」の追加も予定されており、今後の展開にも期待が高まります。
🎣 シンプルだけどリアル。「本物みたいな釣り」
『Cast n Chill』の基本操作はとてもシンプル。
ボートで湖や川、そして海へと漕ぎ出し、魚がいそうな場所を見つけてルアーを投げる――それだけ。
本作には、釣りゲームにありがちな「タイミングゲージ」などの要素はありません。
その代わり、実際の釣りに近い操作と駆け引きが楽しめるのが、リアルで没入感をさらに高めます。
ルアーを投げ入れたら、少しずつ巻いて魚の興味を引く。
魚が近づいてきて、ルアーをつつきはじめたら――そのときが勝負の始まり。
食いついた瞬間にすばやく対応し、糸の張り具合に気を配りながら、リールを巻いたり、逆に休ませたり。
暴れる魚に無理をすれば、糸が切れて逃げられてしまう。緊張感と達成感が交差する、リアルなやりとりが味わえます。
魚の「ちょっかい」や「ためらい」といった細かな挙動が、釣れる直前のドキドキ感をより強め、エキサイティングな釣り体験を楽しめるようになっています。
水中には、小さな魚から圧倒的な存在感を持つ伝説級の大物まで、50種類以上が生息。
特にレジェンド級の魚は、パワーもスタミナも桁違いで、相応の釣り具がなければ歯が立ちません。
そんな魚に出会い、見事に釣り上げたときの達成感――
それは、静かに心をほどいてくれるこのゲームの世界の中で、またひと味違った癒しをもたらしてくれるはず。
そしてショップに戻れば、相変わらず陽気な店主が今日もあなたをヨイショしてくれます。彼の軽妙なトークにも、ふと笑顔がこぼれてしまうかもしれません。
🐟 放置もOK!自分のペースで楽しめる
釣りは“手動”で楽しむこともできますが、製品版では「放置モード」も搭載。
PC画面の端に縦長ウィンドウで表示しながら、他の作業中に自動で釣果を稼ぐこともできます。
このシステムのおかげで、忙しい人でも自分のペースで進められるのが嬉しいポイントです。
『Cast n Chill』感想:魚50種と景色の魅力をプレイで体験してわかったこと

プレイを始めてまず心を奪われたのは、やはり“息をのむほど美しいピクセルアート”の世界。
日の出から日没へと、刻々と表情を変えていく空と山々。
木々がふっと途切れ、視界が開けた瞬間に広がる風景は、思わずため息がこぼれるほどの美しさで、まさに「アート」と呼ぶにふさわしいものでした。
その世界に寄り添うように流れる、リアルで繊細な環境音もまた魅力的です。
オールが水をかく音、ルアーが水面に落ちる「ポチャン」という音、森に響く鳥たちのさえずり――
それらを聞きながら景色を眺めているだけでも、心がじんわりとほぐれていきました。
最初のマップでもこれだけの情報量。
ほかのマップへの期待感が高まり、次の景色を早く楽しみたいという欲に駆られてしまいました。
一通り、ショップで購入できるマップで釣りを行いましたが、特に好きだったのは「氷水海」。
今までが川や湖だったので、やはり大海原で釣りをするのはロマンを感じワクワクしていました。
遠くにある灯台、景色を彩る海鳥たち、そして空には壮大な雲。
神々しい景色が心にふれ、少しぼーっとして涙ぐんでいました。
そして、海にも手強い魚たちが登場します。
ルアーや装備を整え、挑む楽しさも相まって、何度でも釣りに出かけたくなります。
私は体験版をプレイしていたのですが、製品版の圧倒的なボリュームには正直驚かされました。
一つのマップの中に2~3箇所の釣りスポットがあり、それぞれに異なる景色が用意されています。
釣れる魚の種類も50種以上に増え、道具やボートのバリエーションも格段に豊富になっていました。
個人的には、1,700円という価格は非常にコストパフォーマンスが高く、大満足の内容です。
これだけ美しいピクセルアートを制作するのに、どれほどの時間と労力が注がれたのだろうと、ただただ感嘆するばかりでした。
『Cast n Chill』の静けさは、誰かと分かち合いたくなるやさしさだった

『Cast n Chill』は、ただ釣りをするだけのゲームではありません。
自然のなかで深呼吸し、自分のペースで過ごすことの尊さを、優しく思い出させてくれる作品です。
景色を眺め、糸を垂らし、ワンちゃんと並んで風に吹かれているだけで、心が少しずつほぐれていく――
そんな時間を過ごしたあと、きっとあなたも思うはずです。
「この静かな幸せを、誰かにも伝えたくなるな」と。
気がつけばもう一度、あの湖へと向かっているかもしれません。
引用・参考情報について
本記事で使用したスクリーンショットおよび情報は、以下に基づいております。
スクリーンショット: 『Cast n Chill』のゲーム内プレイ映像より取得
ゲーム仕様・特徴: 『Cast n Chill』のSteam公式ページを参考
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ライター/ねりけし
ピクセルアート(ドット絵)ゲームプレイ歴20年以上。
Vtuberの下で2年間、動画作成とプロモーションを学ぶ。
最近インディーゲームの魅力に気付いて沼にハマる。

