「気になるインディーゲーム開発者&プレイヤー」を紹介するNostalpixインタビュー、今回はyoutubeチャンネル「竜宮 暁* _Tatsumiya Akira」を運営する竜宮暁*(たつみや あきら)さんのご紹介です。

ゲーム愛が強く感じられる実況者「竜宮暁*」。
セリフひとつ、背景ひとつ──そのすべてに注がれた想いが、視聴者の胸を静かに打つ。
RPGを中心にインディーゲーム、レトロゲーム、最新のゲームなど幅広くプレイ。
視聴者に様々なゲームの楽しさを紹介している。
自身のモデルは、イラスト・Live2Dなどを自ら作成している、いわゆる「セルフ受肉」。
「竜宮暁*」の個性がめいっぱい詰まったモデルとなっている。
また、ファンとのつながりを大切にし、丁寧にコミュニケーションをとる姿勢も彼女の魅力のひとつ。
ひとつひとつのコメントに心を込めて返信する姿は、応援する人たちの心にしっかりと届いている。
派手な演出やバズ狙いのショッキングな企画が目立つ今の配信界において、彼女の実況はあくまで堅実。
長い配信経験に裏打ちされた、堅実で味わい深い実況。
その楽しさは、見終えたあとにも静かにあたたかな余韻を残してくれる。
画面越しに語られるその声は、今日もまた、ひとりの視聴者の心をあたためている。
彼女のことをもっと知りたい場合は、lit.linkを確認してほしい。
ライター/ねりけし
【OMORI】#1 引きこもり、ともだちに会いに行く。【初見・女性実況】
アメリカのインディーゲームスタジオ「OMOCAT」が開発した『OMORI』。
ひきこもりの少年たちが、自身のトラウマと向き合っていくRPG。※『OMORI』Wikipediaより引用
ひきこもりの経験がある竜宮暁*が、自身の経験も含めて実況している所が実に興味深い。
以下、竜宮暁*氏からのメッセージ
「私が愛してやまないインディーゲームの実況動画です。好きな人はすごく好きになる系のゲーム。ゆっくりじっくり遊びました。気になる方はぜひご自身でプレイしてみてね!」
【Zelle】#1 雰囲気がすごく好みなホラーゲーム【初見・女性実況】
奇妙な世界を探索するオカルトアドベンチャー『Zelle』。※『Zelle』Steamページより引用
独特の雰囲気に惹かれたという竜宮暁*が、その魅力を丁寧に実況で伝えている。
不気味な展開に戸惑いながらも、恐る恐る進んでいく彼女のリアクションも見逃せない。
以下、竜宮暁*氏からのメッセージ
「私が惹かれたように、きっとこのゲームの雰囲気に魅力を感じる方は多いはず。こちらは私の実況シリーズの中では短く見やすいのでおすすめ…!でも気になったなら是非あなた自身でZelleの世界に迷い込んでみてください。」
進化しました! 新旧モデル比較
Live2Dモデルを自作している竜宮暁*。
その新旧モデルの違いを見比べられるショート動画は、彼女ならではの楽しみのひとつだ。
配信では、季節やシーンに合わせた多彩な衣装も登場。
自作だからこそ実現できる、彼女の大きな魅力のひとつである。
以下、竜宮暁*氏からのメッセージ
「Live2Dモデルを自作しているのですが、これはver.2からver.3になった時の比較shorts動画です。1からモデリングし直した結果、かなり綺麗に動くようになった気がします!みてー!」
インディーゲーム一問一答!
「INDIE Live Expo」を毎回視聴するというインディーゲーム好きの竜宮暁*氏。
今回は、そんな彼女に一問一答形式でインタビューを実施。
彼女のインディーゲームやゲーム実況に対する想いをぜひ感じてほしい。
──インディーゲームを配信するようになった理由を教えてください。
竜宮暁*氏:
私は元々ゲーム実況文化が大好きなのですが、実況を観る中で初めに触れたのが確か『Ib』や『青鬼』などのフリーゲーム系の動画でした。
いざ自分で実況をやってみよう!となった時に選んだゲームも、そういったPCゲームからでした。
のちにSteamの存在を知って「こんなに面白いインディーゲームがたくさんあるんだ!」ということに気付き、今では『INDIE Live Expo』などのインディーゲームを取り扱う番組もチェックするようになりました。
そこで気になるゲームがあったらプライベート・配信や動画で遊んで、視聴者さんたちと体験や感想を共有したい気持ちで実況させていただいています!
──活動のテーマやポリシー(モットー)があれば教えてください。
竜宮暁*氏:
テーマは「好き」を共有すること! ゲーム実況以外にも、自分が心奪われた色んなものの魅力を共有できたらいいなと思っています。
みんなと好きなものについて語り合う時間はすごく幸せなので。
あとポリシーは、自分が楽しめる活動をすること。
そしてそれを観てくださるリスナーの方々と楽しく過ごせるように努めること。
まだまだ未熟な部分もたくさんあるけれど、ほんの少しずつでも成長し続ける、という気持ちを持つことも忘れないようにしていきたいです。
自分自身のことも、応援してくださる皆さまのことも大事に活動していきたいといつも思っています。
──これまで配信した中で特に印象深いインディーゲームは何ですか?
竜宮暁*氏:
『OMORI』です。▶Steam:OMORI
ジャンルは「ひきこもり青春ホラーRPG」 海外製だけどJRPGらしさもすごくあり、JRPG好きな自分にはとても馴染みました。世界観もキャラも音楽もグラフィックもゲーム性も何もかも、全てが大好き。
ネタバレ厳禁なストーリーなので、詳しくはご自身の目で確かめてみてほしいです。
1年弱ほどの期間、プレイしながら実況動画を上げ続けていた作品なのですが、本当に特別な体験すぎて、そして日常の1部になりすぎていて。実況投稿が終わった今でもずっと心から離れないのです。
──ピクセルアートのゲーム(レトロ含む)に特別な思い入れがありますか?
竜宮暁*氏:
たとえばファミコンやスーパーファミコン、ゲームボーイなどの作品は私が小さい頃からずっとそばにあったので、馴染み深く愛着もあります。
美麗でリアルなグラフィックの新作ゲームが発売される今でもドット絵のゲームの魅力は衰えてないと感じますし、だからこそ実際に今のゲーム界にもドット絵の作品が数多く登場しているのだと思います。
もちろんピクセルアート以外の絵柄もすごく好きですが、
『ブレスオブファイア』シリーズの動きが細かいドット絵や、
『ファイアーエムブレム』シリーズが最近の作品でもドット絵を忘れず取り入れてくれているところに惹かれます。
また、『オクトパストラベラー』『トライアングルストラテジー』のドット絵と3DCGを融合させたHD-2D作品の空気感・奥行きのある表現などに、とても心揺さぶられるものがあると感じています。
レトロ新作問わずこれからもずっとずっとピクセルアートの作品にたくさん触れていたいと感じます。
──癒し系ゲームやノスタルジックな作品への感想や意見を聞かせてください。
竜宮暁*氏:
改めて自分のゲームライブラリを確認したのですが、RPGやホラーなど…ジャンルが偏っていて、実はあまり癒し系というジャンルで作品を探してこなかったことに気が付きました。
唯一これはノスタルジックだな、と思ったのが『GOODBYE WORLD』という作品です。
まず暖かいタッチのドット絵がきれい!ノスタルジーや切なさを感じるトレーラーの雰囲気にとても惹かれました。 ▶Steam:GOODBYE WORLD
ゲーム開発者2人の苦悩を描いたお話で、その2人が作ったパズルアクションをゲーム内で遊べるんですが、見た目がGBライクでレトロかわいくて刺さりました。
お話の展開も面白くて、プレイ時間が短めでも心に残る作品でした!とても楽しかったです。
──インディーゲームと大作ゲームの違いについて、どのように感じていますか?
竜宮暁*氏:
一番の違いは作者の”癖”を感じるところですかね……!
インディーゲームの方が作者の作りたいゲームをストレートに作れている・作者の表現したいことを自由に表現出来ている気がしていて、それが刺さる人には刺さるのだと思います。
私の場合は『OMORI』が好みの作品すぎて沼から抜け出せなくなりました。 たぶん自分がゲームを作るとしたら”癖”全開になるんだろうなと思います。
──視聴者からインディーゲームをおすすめされることはありますか?
竜宮暁*氏:
steamセール中に「視聴者さんにおすすめのゲームを教えてもらう配信」をした事が何度かあるんですが、その時に実際に購入して次の配信で遊んでみたりしました。
守備範囲外のゲームをおすすめしてもらえることも多く、新しい作品との出会いがたくさんあるので楽しかったです。
──配信で取り上げるインディーゲームはどのように選んでいますか?
竜宮暁*氏:
基本的には自分好みのゲームや、みんなと盛り上がれるようなゲームを選んでいます。
自分が楽しめる活動をすることが大事だと思っていて、且つその楽しさを配信を観てくれてるみんなと共有できれば良いなと思ってます。
──配信でインディーゲームを取り上げる際、気をつけていることは何ですか?
竜宮暁*氏:
まずガイドラインの確認をしています。
どのゲームを実況するにしても最初に調べてます。
最近はありがたいことにガイドラインの明示をしてくれる作品が増えたので助かっています…! それと、ストアページのリンクを概要欄に貼ることも忘れないようにしています。
少しでも作品に貢献したい気持ちもあるのですが、私の配信を観てゲームを買ってくれたみんなと「ここ良かったよね!」「どのキャラが好き!?」など、好きや楽しいを共有をしたいからという気持ちもすごくあります。
──初めてプレイしたインディーゲームは何ですか?
竜宮暁*氏:
10年以上前の記憶なので正直あまり覚えていないのですが、恐らくフリーホラーゲームの『Ib』や『青鬼』を弟と一緒に遊んでいたと思います。
怖かったので操作はほとんど弟にやってもらってましたが…! なので、初めて自分でちゃんとプレイしたのは『I Wanna Be the Guy』だったかもしれないです。
死にゲーフリーゲームのアイワナシリーズが好きで、自分専用PCを手に入れたら絶対やるんだー!と意気込んでいたのを思い出します。
──「これは他の人にも絶対に知ってほしい!」と思ったインディーゲームはありますか?
竜宮暁*氏:
『OMORI』 ▶Steam:OMORI
私に一生ものの衝撃を与えた作品です。
有名な作品ですが、何も調べずに遊んでほしいです。
一生すき。
『Zelle』 ▶Steam:Zelle
ジャンルは「オカルトアドベンチャー」。
独特で綺麗で、ちょっとホラーな世界観のゲーム。登場キャラクター達も魅力的で音楽も本当に素晴らしい!
気付いたらサントラ買ってました。サジタリウスと皆既月食が特に好きです…ぜひプレイして聴いてみてほしい…!!
『Slay the Spire』 ▶Steam:Slay the Spire
昔からカードゲームに興味はありつつ「覚えることが多くて難しそう…」と触れられずにいたのですが、このゲームを遊んで一気にハマりました。
各キャラの特徴を生かしつつデッキを組むのがすごく楽しいです。
もう一回……、あともう一回……!!
で朝になるゲームです。
『Backpack Hero』 ▶Steam:Backpack Hero
限られた容量のバックパックを整理整頓して、ダンジョンを攻略するゲーム。
キャラごとにゲームの遊び方が変わるところが面白い。
拠点を発展させると少しずつ要素がアンロックされていくのもたのしい!
これも気付いたら朝になるタイプのゲームです。
動画のストックがない時はプレイしちゃだめです。
──あなたにとって、インディーゲームの魅力は何ですか?
竜宮暁*氏:
個性的な作品が多いところが魅力だと思います。
個性の強い作品だと、どうしても合う合わないはあると思うんですが 「どこかに自分に合う作品が眠っている」 そう考えるとお宝探しみたいでわくわくしませんか! そして、それらが手に取りやすい価格帯であることも魅力だと思います。
──今後、プレイしてみたいインディーゲームはありますか?
竜宮暁*氏:
『OneShot』 ▶Steam:OneShot
視聴者さんにおすすめされて興味を持った作品なのですが、事前知識なしで遊んだほうがいいとのことなのですごく気になっていて早く遊びたい一作です。
ネタバレを踏まないように気をつけています。
主人公のねこちゃんがすごくかわいい。まだそれしか知らない…!
『UNDERTALE』▶Steam:Undertale
有名なゲームなので「やってないんだ!」と驚かれるかもしれませんが 、いつかプレイしよう…いつかプレイしよう…とずっと温めてます。
ネタバレがそこら中にあるので怯えながら暮らしています。
──ノスタルピックスの読者に向けておすすめのゲームを教えてください。
竜宮暁*氏:
『Stardew Valley』 ▶Steam:Stardew Valley
ソロでもマルチでも遊べる、ドット絵の牧場経営ゲーム。
荒れ果てた牧場を綺麗にしていくのは何度経験しても楽しい…。 あと鉱山をひたすら潜るのも楽しい。牧場ゲームや作業ゲーが好きな方におすすめです。
『Refind Self: 性格診断ゲーム』 ▶Steam:Refind Self: 性格診断ゲーム
アドベンチャーゲームを通じて性格診断をしてくれる作品。
ゲームの遊び方の癖から性格を割り出してくれるので、プレイヤーは気の向くまま主人公を操作するだけ。
自分だけでなく他の方の診断結果も見たことがあるのですが、結構当たってると感じました。
皆さんも診断してみてほしいです。ドット絵の世界観によく合う、しっとり系のBGMも素敵なので聴いてみていただきたい…!
『Cat Warrior』▶Steamで40% OFF:Cat Warrior
主人公のねこちゃんがかわいくて癒される、横スクロールアクション。
ねこのドット絵に一目惚れして購入しました。とてもかわいい。 手軽に遊べるボリュームで、アクション苦手な私でもクリアできました! リトライが早いのでミスしても全然苦じゃなく、さくさく進めるのが楽しい!
──初めて知る方への自己紹介をお願いします。
竜宮暁*氏:
初めまして、竜宮 暁*(たつみや あきら)と申します。
大好きな実況動画・配信と大好きなゲーム、大好きな視聴者さん達に囲まれながら生きています。
新作からレトロまで、RPG中心ですが色んなジャンルのゲームが好きで実況しています。
じっくり味わうプレイスタイルで遊んでますので、よければ配信で一緒にゲームを味わいませんか!いつでも遊びにきてください〜!
──ファンの方々へ感謝のメッセージを一言!
竜宮暁*氏:
いつもありがとう、みんなが感想をくれたり一緒にゲームやコンテンツを楽しんでくださるおかげで私は毎日とっても楽しいです。
SNSでも配信でもまたおはなししよう。みつけてくれてありがとう!!
──ノスタルピックスの記事を通して伝えたいことがあれば教えてください。
竜宮暁*氏:
好きなインディーゲームの紹介が出来て嬉しかったです!
ぜひ気になったタイトルがあれば遊んでみてください。あなただけの体験が待ってます。
そしてもしよければ私と感想を共有してもらえたらとってもハッピーになります!配信・動画やSNS、どこでもいつでも遊びにきてください。
NostalPixさん、貴重な機会をくださり本当にありがとうございました。
みなさま、これからもよきゲームライフを!!
──ありがとうございました!
プロフィール

| 竜宮暁*(たつみや あきら) |
|---|
| YouTube:https://www.youtube.com/@akira_game |
| X(旧Twitter):https://x.com/nanasizikkyou |
| Bluesky:https://bsky.app/profile/tatsumiyaakira.bsky.social |
| lit.link:https://lit.link/akiragame |
| グッズ:https://suzuri.jp/akira_game |
| 竜宮暁*とは: 地球から程遠い、緑の星に住んでいる異星人。 緑の星は青りんごの形をしていて、りんごがよく取れる。 普段配信する時は人型になっているが、実は猫耳の緑のタコみたいな姿が正体。 地球の、主に日本の文化が好きなのでYouTube等を通して交信している。地球人と仲良くしたい。 ・・・らしいです。 |
ゲームが好きなら、きっと心を掴まれる──
作品を丁寧に味わい、喜びや戸惑いを視聴者と分かち合う竜宮暁*さんの実況は、共感にあふれています。
ぜひYouTubeチャンネルを登録して、彼女と一緒に、ゲームの世界を旅してみてください。

ライター/ねりけし
ピクセルアート(ドット絵)ゲームプレイ歴20年以上。
Vtuberの下で2年間、動画作成とプロモーションを学ぶ。
最近インディーゲームの魅力に気付いて沼にハマる。

