2025年11月15日

プレイ前から惹きこまれる。CAITOが映すインディーゲームの世界


「好き」と感じた作品だけを厳選して紹介する動画配信者「CAITO」

動画はハイクオリティで、特に「わかりやすさ」が特徴。ゲーム映像を大切にした画づくり聞き取りやすいボイスそして端的で理解しやすい説明が好評を博している。
その結果、再生数は数千~数万回を記録する実力派の動画配信者だ。

また、企業からのテストプレイ依頼も受けており、注目のインディーゲーム動画配信者として活躍している。
詳しくは、公式ホームページを確認してほしい。

ライター/ねりけし


【ゲーム紹介】今すぐプレイしたい!激アツすぎる神ゲー8選【インディーゲーム/NintendoSwitch/PS5/Xbox/Steam】

「好き」を感じられるゲームを厳選して紹介するCAITO。
そんなCAITOがプレイし、特に心に強く響いた8本を厳選して紹介。
実際にクリアしたからこそ語れる、熱く深みのある解説は必見。
インディーゲームプレイヤーなら絶対チェックしたい動画だ。


【ゲーム紹介】2023年&2024年 面白かったインディーゲームBEST20(後半)【NintendoSwitch/PS5/Xbox/Steam】

2023年~2024年の比較的新しいインディーゲームをランキング形式で紹介する動画。
有名作だけでなく、マニアックなタイトルもランクインしているのが特徴だ。
話題性にとらわれず、CAITO自身が強く印象に残ったゲームを厳選して紹介している。
11位~20位を紹介した前半もあるので、合わせて視聴してみてほしい。
【ゲーム紹介】2023年&2024年 面白かったインディーゲームBEST20(前半)【NintendoSwitch/PS5/Xbox/Steam】


【ゲーム紹介】55時間楽しめた超面白いメトロイドヴァニア「ENDER MAGNOLIA: Bloom in the Mist」の魅力を9分で紹介してみた。【SW/PS5/Xbox/Steam】

「ENDER LILIES: Quietus of the Knights」がインディーゲームにハマるきっかけになったCAITO。
その続編「ENDER MAGNOLIA: Bloom in the Mist」を紹介した動画だ。
なんと驚異の55時間をプレイしたCAITO。
豊富なプレイ時間から、「ENDER MAGNOLIA: Bloom in the Mist」の魅力を余すことなく紹介している。
動画を見てしまうと、購入してしまう可能性が高いの注意!
筆者は、動画を視聴して購入してしまった……。


インディーゲーム一問一答!

今回は、インディーゲームをクオリティの高い動画で盛り上げるCAITO氏に、一問一答形式でインタビューを実施。
彼が注目するインディーゲームの魅力や、配信者としての視点、さらには個人的なお気に入りのゲームについて語ってもらった。
CAITO氏の強いこだわりを、ぜひ感じてほしい。

──インディーゲームを動画配信するようになった理由を教えてください。

CAITO氏:
最初は「実況・配信」という形で発信しようと考えていました。
いわゆるゲーム実況ですね。

しかし、自分にはそのスキルがないこと、そしてゲーム実況は「ゲームを紹介する」というよりも「自分をどう売り込むか」が主軸になりがちだと感じました。

そうなると、ゲームが主役ではなく、自分をいかに前に出すかが重要になってしまう。
ならば、ゲーム紹介という形にすれば、あくまでゲームを主軸に捉えてもらい、自分は添え物のような立場でいることができる。

そう考え、黒子役に徹し、淡々と紹介するスタイルを選びました。

──活動のテーマやポリシー(モットー)があれば教えてください。

CAITO氏:
自分の心に刺さるポイントが一つでもある作品を中心に、ゲームを紹介することを心掛けています。

また、ゲームは必ずクリアしてから紹介することを大前提としております。
中途半端なプレイと最後まで遊び尽くした体験は、本質的に異なるものだと考えています。

そのため、最後までプレイし、自分なりにしっかりと落とし込んだ上で紹介することを大切にしています。

──これまで配信した中で特に印象深いインディーゲームは何ですか?

CAITO氏:
「ENDER LILIES: Quietus of the Knights」
ベタな選択かもしれませんが、初めて「ゲーム紹介」を行った作品です。

この作品の紹介を通じて多くの方に見ていただけたこともありますが、それ以上に、陰湿でありながら美しいアート、高難易度のメトロイドヴァニアとしての洗礼、そして切ないストーリーに強く感銘を受けました。

正直なところ、当初は「大手が出していないゲームなんて面白くないだろう」とたかを括っていた部分もありました(今は1mmも思っていません)。

そのギャップが大きな衝撃となり、インディーゲームへのスタンピードを引き起こしてくれた作品でもあります。
これをきっかけにアクションを中心としたインディーゲームの魅力にどっぷりと浸かることになりました。

──ピクセルアートのゲーム(レトロ含む)に特別な思い入れがありますか?

CAITO氏:
幼少期は任天堂フリークでした。

特にSFC(スーパーファミコン)を多くプレイしており、影響を受けた作品としては「スーパーマリオワールド」「ファイナルファイト」「新・桃太郎伝説」「ロックマンX2」「クロノ・トリガー」「大貝獣物語Ⅱ」「FF6」「DQ5」「スーパーマリオRPG」「ときめきメモリアル 伝説の樹の下で」など、多彩なドットデザインのゲームが根源にはあります。

この頃から現在に至るまで、レトロゲームや往年の名作に影響を受けているため、懐かしいピクセルアートには常に魅了されています。

──癒し系ゲームやノスタルジックな作品への感想や意見を聞かせてください。

CAITO氏:
ぬるぬると動くドットデザインには、時折「ここまで表現できるのか!?」と驚かされることがあります。

特に癒し系ゲームでは、最近プレイした「Hookah Haze」のシーシャ屋経営アドベンチャーが印象的でした。女の子たちとの何気ないやり取りの中で、ドットアートの繊細な表現が見事で、煙を吸う一連の動作に工夫が凝らされており、ずっと見ていられるほど魅力的でした。

また、ノスタルジックな作品では「A Space for the Unbound 心に咲く花」が特に素晴らしかったです。
レトロモダンなスタイルでありながら、90年代SFCの最強版とも言える美麗なドット表現に心が躍り、ストーリーも闇深く感動的な展開が刺さりに刺さりました。

──インディーゲームと大作ゲームの違いについて、どのように感じていますか?

CAITO氏:
多くの方が感じていることだと思いますが、「見たことも聞いたこともないゲーム」がインディーゲームであり、一方で「マリオ」「モンハン」「FF」「DQ」といった、誰もがピンとくるタイトルが大作ゲームだと考えています。

この認識の違いが一般ユーザーとインディーゲームの間に大きな隔たりを生んでいます。そのため、インディーゲームの魅力を広めるのは簡単ではありません。

しかし、知名度が低いゲームの中にも、大作ゲームにはない独自の魅力が詰まっていることを強く感じます。

例えば、ローグライクであれば「天使のラズリエル」のように、ピュア値とカルマ値を天秤にかけたカードバランスが面白く、メトロイドヴァニアなら「九日ナインソール」のような、パリィに特化した爽快なアクションスタイルが際立ちます。

ゲームのシステム、イラスト、ストーリー…どこか一つでも強く刺さる要素があれば、それだけで魅力的な作品になります。

一方で、すべての要素を中途半端にまとめたゲームは最も印象に残りません。
「大作並みのクオリティを持たない作品が、無難な形で置きに行く」のは避けるべきであり、細部までこだわり抜くことがインディーゲームの最大の強みだと思っています。

──配信で取り上げるインディーゲームはどのように選んでいますか?

CAITO氏:
主にアクション、パズル、アドベンチャーを中心に選んでいますが、見た目のデザインとトレーラーの印象が決め手になることが多いです。

2Dゲームを好んでプレイしているため、どうしても偏りがちですが、パッと見たときの雰囲気が最も重要だと考えています。

特にSteamでは、読みやすいタイトル(英語が難しい場合はフリガナを振るなど)、サムネイル、トレーラーがしっかり作られていないとクリックすらされず、概要欄が薄いとウィッシュリストにも入りません。
この「面倒くさい作業」を通して、ゲームの認知度が大きく変わるのだと実感しています。


──配信でインディーゲームを取り上げる際、気をつけていることは何ですか?

CAITO氏:
基本的に、自分が面白くないと感じた作品は紹介していません。
ただ、一つでも刺さるポイントがあれば積極的に取り上げています。

また、Steamの評価はあまり気にしておらず、賛否両論ややや不評であっても、自分が面白いと感じた作品は紹介するようにしています。

──初めてプレイしたインディーゲームは何ですか?

CAITO氏:
おそらく「ホロウナイト」だと思います。
ただ、その当時はインディーゲームという意識がなく、後になってからインディーゲームだと知りました。

正式にインディーゲームを意識してプレイしたのは「ENDER LILIES: Quietus of the Knights」です。

──「これは他の人にも絶対に知ってほしい!」と思ったインディーゲームはありますか?

CAITO氏:
「KATANA ZERO」は、キレのあるアクション性、サイケデリックなストーリー、緻密に作り込まれたドット表現、そして完璧な翻訳と、ぜひ一度はプレイしてほしいインディーゲームです。
ほかにもたくさんありますが…「ラストコマンド」も個人的に隠れた名作だと思っています。

──あなたにとって、インディーゲームの魅力は何ですか?

CAITO氏:
インディーゲームを紹介するYouTuberとして活動する中で、最も感じるのは「開発者たちの努力の結晶が詰まっている」ということです。

世間では「よくわからないゲーム」として認識されがちですが、開発者の熱い思いや葛藤、リリースまでの試行錯誤、そしてユーザーからの評価を受けての自問自答……そのすべてが詰まっています。

そんな情熱を感じ取れるのが、インディーゲーム最大の魅力です。

「大作をプレイすればいいじゃん」と思う人もいるかもしれません。
でも、大作とは違う「自分だけのゲーム」に出会えるのが、インディーゲームの醍醐味なのです。

──今後、プレイしてみたいインディーゲームはありますか?

CAITO氏:
「バニーガーデン」「廃深2」です。

──ノスタルピックスの読者に向けておすすめのゲームを教えてください。

CAITO氏:
ドットゲームがお好きな方には「SIGNALIS」をおすすめします。少し粗めのドットデザインながらも、バイオライクな操作性が魅力的で、謎めいたストーリーが考察欲を刺激する、非常に印象深い作品です。

また、「Last Order」もおすすめしたいのですが、こちらはガチガチに難しいワイヤーアクションなので、歯ごたえのあるゲームが好きな方に向いているかもしれません(笑)。

──初めて知る方への自己紹介をお願いします。

CAITO氏:
初めまして、インディーゲーム紹介系YouTuberのCAITO【カイト】です。

主にメトロイドヴァニアを中心に、2Dアクション、ソウルライク、ローグライク、アドベンチャー、パズル、ノベル、ホラー(FPS以外)のゲームを紹介しています。

ゲームは必ずクリアし、自分なりに解釈した上で、わかりやすく端的に紹介しています。インディーゲームの魅力を少しでも多くの人に伝えるために、日々努力しています。

──ファンの方々へ感謝のメッセージを一言!

CAITO氏:
ゲーム選びの参考にしていただき、ありがとうございます。

淡々とゲームを紹介していますが、一つでも「同じゲーム体験」をしてもらえるように心がけています。今後も応援していただけると嬉しいです。

──ノスタルピックスの記事を通して伝えたいことがあれば教えてください。

CAITO氏:
インディーゲームに触れたことがない方も、これを機にぜひプレイしてみてほしいと思います。最初はどんなタイトルでも構いません。

「マインクラフト」「ホロウナイト」「UNDERTALE」「8番出口」「都市伝説解体センター」など、入口となる作品はたくさんあります。もちろん、ハズレのゲームに出会うこともあると思います。

しかし、その中で必ず「輝く原石」のような作品を見つけられるはずです。あなたのゲームライフが、より彩り豊かなものになりますように。

──ありがとうございました!


プロフィール

CAITO【カイト】
YouTube:https://www.youtube.com/@caito_youtube/videos
X(旧Twitter):https://x.com/caito5963_tube
ホームページ:https://caito5963.wixsite.com/caito-indiegame
2021年6月に「ENDER LILIES: Quietus of the Knights」の魅力に惹かれて以来、インディーゲームの世界にどっぷり浸かり、
“好き”と思えた作品を紹介する活動を続けています。
特にメトロイドヴァニアが大好きですが、2Dアクション、ソウルライク、ローグライク、ハクスラ、パズルアクション、
ノベル、そしてFPS以外のホラーなど、心に刺さったゲームを幅広くご紹介しています。

紹介するインディゲームはすべてクリアするポリシーのCAITO氏。
チャンネル登録して、クオリティの高い映像と信頼性のある情報が融合した、高品質な動画を楽しみましょう!

ライター/ねりけし
ピクセルアート(ドット絵)ゲームプレイ歴20年以上。
Vtuberの下で2年間、動画作成とプロモーションを学ぶ。
最近インディーゲームの魅力に気付いて沼にハマる。

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