インディーゲームサークル Buttercup garden は、制作中の新作『Robot Hospice(ロボットホスピス)』のSteam体験版を2025年10月4日(土)に公開しました。
本作は2025年10月開催の Steam Next Fest 2025 October Edition にも出展予定です。
当サイトでも紹介した『Robot Hospice(ロボットホスピス)』。※記事はこちら
ロボットを見送るという「切なさ」感じる一方で「優しさ」も感じる本作。
体験版をプレイできるのを心待ちにしていました。
こちらの記事では体験版の感想も含めて、最新情報をお届けします。
Robot Hospiceとは 優しいピクセルアートで描かれる終末の物語
あらすじ
今より、そう遠くない未来。
ロボットや人口知能が、現代よりも復旧し身近になった世界のお話。
「ペットは家族」と言われるように、ロボットも「家族」と言われるようになりました。
人間よりも圧倒的に「生きる時間」が長いロボットたち。
彼らは、何かしらの理由で家族と別れた後、家族を大切にしてくれる施設「ロボットホスピス」へ預けられるようになりました。

「ロボットホスピス」とは、人間と共に生きてきたロボットたちが生涯の最期を迎える施設。
そんなロボットたちの最期の憩いの場所に一人の新人スタッフが赴任してきます。
彼女の名前は「ミドリ」。
プレイヤーはミドリとなって、ロボットたちと交流し、やがて彼らの最期を見届けることになります。

交流できるロボットたちは”5人”。
なじみの深いお掃除ロボット型、犬型、人型など、様々な種類のロボットたちが施設でゆったりと暮らしています。ロボットたちは、ただの機械ではなく、人間と同じように過去や思い出、そして”願い”を抱えています。
ミドリ(プレイヤー)は、そんなロボットたちが最後の瞬間まで穏やかに暮らせるように、日々の交流を重ね、信頼を築いていくのです。
ピクセルアートで彩られた少し懐かしくて、愛らしい世界

『Robot Hospice(ロボットホスピス)』の世界は、懐かしさを感じるピクセルアートで構成されています。
懐かしさに加えて、優しい色使いと温かみのある作風は、ロボットだけでなくプレイヤーも癒してくれるはず。
BGMは、ファミコンのような8ビットサウンド。ピコピコとなる様々な楽曲が、あなたの懐かしい記憶をそっと呼び覚ましてくれます。
涼しい夜に、一人でゆったりとプレイしたい。そんな風に思わせてくれる雰囲気がある作品です。
『Robot Hospice』体験版が配信中──Steamで無料プレイ可能

現在、ゲーム冒頭からゲーム内時間で数日分過ごせる体験版が配信されています。
1プレイは、10分程度。ですが遊べる要素は多く、繰り返しプレイすることで本作の世界観を深く味わうことができます。
また、体験版限定のエンディングが2種類用意されています。
体験版プレイ感想
最初に印象に残ったのがサウンドです。
プレイを始めるとすっと耳に入ってくる少し儚げ、でも温かみのあるBGM。
自室で、BGMの選択ができるので体験版でも様々なBGMを楽しむことができました。
私が思い出したのは、往年の名作「MOTHER」のサウンド。
どこか儚さを帯びた旋律に触れた瞬間、すぐに『MOTHER』の記憶が蘇りました。8ビットサウンドは、このように人の様々な記憶に触れ、それぞれの懐かしさを思い出させてくれる魔法みたいな効果がありますよね。
そして注目したいのはグラフィック。
温かみのあるピクセルアートで彩られた本作。全体の色使いがとてもやさしく、心を穏やかにしてくれます。主人公のミドリをはじめ、どのキャラクターもかわいらしく表現されています。実際に動いているところ見ると、さらに愛着が湧いてくるはずです。

体験版は、ゲーム内で数日プレイが可能でした。
その数日をどのロボットと語らうかは、プレイヤーの自由。
全員のロボットと、できる限り交流をしましたが、どのロボットにも共通して思ったのは「日数が足りない!」。
どのロボットもすごく気になること言ってくるんですよね。とにかく、どんな過去があったのかなど続きが気になる要素が満載で、「早く完成版を遊びたい!」と心から感じました。
そうやって、少しづつロボットたちのことを知り、交流を重ねて、どんな最期にしてあげられるのか。続きをプレイできるのが待ち遠しいです。
体験版のエンディングも見たのですが、少しミステリアスな要素もあるようです。
優しさだけではない、ちょっと気を引くストーリーもありそうなのが体験版の大きな発見でした。

Steam Next Fest 2025 October Edition に出展決定!

本作は 2025年10月13日~20日に開催される Steam Next Fest 2025 October Edition に出展予定。
ロボットホスピスでの数日間の体験が、どんな記憶をプレイヤーに残すのか。静かに注目を集めることになりそうです。
作品プロフィール

- タイトル:Robot Hospice(ロボットホスピス)
- ジャンル:終末世界のアドベンチャー
- プラットフォーム:PC(ダウンロード/ブラウザ)
- 価格:無料(フリーゲーム)
- リリース予定:2026年
- パブリッシャー:Buttercup garden
- 対応言語:日本語・英語・中国語(繁体字/簡体字)
- Steamストアページ:Robot Hospice
- 体験版ストアページ:Robot Hospice Demo
- トレーラー:YouTubeで見る
- 開発者:Buttercup garden
- 開発者SNS(X):どこかしらどこ(@dokokasiradoko)
© Buttercup garden
引用元:プレスリリース/Steamストアページ

ライター/ねりけし
ピクセルアート(ドット絵)ゲームプレイ歴20年以上。
Vtuberの下で2年間、動画作成とプロモーションを学ぶ。
最近インディーゲームの魅力に気付いて沼にハマる。

