2026年8月8日

「自分には無理」と思っていた。そんな私が『LOVE ETERNAL』を遊び続けている理由【プレイログ】

何度コントローラーを投げただろうか。

同じ場所で何度も何度も失敗して、「もうプレイしない!」と叫ぶ。

……それでも数分後には、またコントローラーを握っている。

きっと私の心は、『LOVE ETERNAL』という城に閉じ込められてしまったのだろう。

顔を上げると、白い髪の少女が静かに手を差し伸べる。

そして私はまた、スパイクとレーザーの世界へ足を踏み入れる。

『LOVE ETERNAL』は、高難度のナラティブホラープラットフォーマーです。ホラーという言葉に身構えていた筆者でしたが、実際にプレイして心をつかまれたのは、思い通りに動く気持ちの良い操作性と、何度も挑戦したくなる絶妙なゲームデザインでした。本記事では、まだ攻略途中ではありますが、本作をプレイして感じた魅力をお伝えします。

少女マヤを待つ、美しくも歪んだ世界


本作でまず目を奪われたのは、独特のタッチで描かれたピクセルアート。

一見すると、ごく普通の家に見える。しかし、どこか違和感がある。宗教的な雰囲気を漂わせる古の神を思わせる石像、古びた建物、泥水が滴る不気味な街並み。それらすべてが緻密なドット絵で描かれており、作品全体を包む独特の空気感を見事に作り上げています。

プレイヤーが操作するのは、神の気まぐれによって家族と引き離された白髪の少女・マヤ。彼女は忌まわしい記憶で築かれた城から脱出するため、数々の罠が待ち受ける世界へ足を踏み入れます。

そんな不穏な世界を彩るのが、印象的なキャラクターアニメーションです。

非常に滑らかに動く姿を見ていると、どこか昔の『プリンス オブ ペルシャ』を思い出しました。限られたドット数とは思えないほど丁寧に描かれた動きは、眺めているだけでも完成度の高さを感じます。

スクリーンショットでは伝わらない、『LOVE ETERNAL』本当の魅力


イベントシーンは、スクリーンショットだけでも十分に迫力が伝わります。

しかし、アクション部分はそうではありませんでした。

主人公は小さく、ステージ全体を見渡す画面構成になっているため、静止画だけでは少し地味に見えてしまいます。

正直、購入前に見ていたスクリーンショットだけでは、本作の魅力はよく分かりませんでした。

だからこそ、体験版を遊んで印象が大きく変わったのです。

ジャンプした瞬間からわかるほど操作感が良い。

移動もジャンプも、自分が思った通りに反応してくれる。

「ジャンプするだけで気持ちいい。」

そんな感覚になった作品は久しぶりでした。

スクリーンショットでは伝わらなかった魅力がコントローラーを握った瞬間、鮮明に伝わってきました。

高難度なのに理不尽ではない


本作は公式でも「高難度のナラティブプラットフォーマー」と紹介されています。

実際、難しいです。

何度もスパイクに当たり、レーザーに焼かれ、落下してゲームオーバーになります。

それでも理不尽だとは感じませんでした。

理由は大きく4つあります。

まず、操作性が非常に優れていること。

思い通りに動いてくれるため、「操作ミスではなく、自分の判断ミスだった」と納得できます。

次に、操作がとてもシンプルなこと。

基本となるのは「移動」「ジャンプ」、そして本作最大の特徴である「重力反転」の3つだけです。

重力反転を使うと、床と天井が入れ替わるように主人公が反対側へ張り付きます。

このシンプルな仕組みだけで、多彩なギミックやステージが作られており、「どうすれば突破できるだろう」と自然に考えたくなります。

さらに、各ステージごとにセーブポイントが用意されていること。

そして、ミスをしても復帰が非常に速いこと。

失敗してもすぐに再挑戦できるので、テンポ良く何度も挑戦できます。

このテンポの良さが、「もう一回だけ」と思わせてくれる理由なのだと感じました。

ホラーだけど、怖さだけではない


もちろん本作はホラーゲームです。

物語が進むにつれて、不穏な演出や奇妙な出来事が次々と現れます。

しかし、ジャンプスケアで驚かせるというよりも、不気味さからくる不安が、心に染み込んでくるタイプの作品です。

美しいピクセルアートと滑らかなアニメーションだからこそ、その光景は恐ろしいというよりも、どこかシュールで忘れがたい印象を残します。

まだ筆者も攻略途中ですが、この世界に隠された謎がどう明かされていくのか、とても気になっています。

難しい。それでもまた遊びたくなる


失敗するとロックマンのようにバラバラに……

もちろん、簡単なゲームではありません。

連続で失敗して、「もう今日はやめよう」とコントローラーを置くことが何度も何度もありました。

それでも、不思議と数分後にはまた遊びたくなる。

あるいは翌日になると、「あと1ステージだけ進めてみよう」とゲームを起動してしまいます。

シンプルな操作だからこそ、久しぶりに遊んでもすぐ感覚を取り戻せる。

だから再挑戦するハードルも低いと感じました。

最後に──『LOVE ETERNAL』は、こんな人に遊んでほしい


『LOVE ETERNAL』は、高難度のホラープラットフォーマーです。

ですが、筆者が一番惹かれたのはホラーではありませんでした。

美しいピクセルアート。

気持ちの良い操作性。

何度失敗しても理不尽さを感じさせないゲームデザイン。

これらが組み合わることで、「難しいけれど、また遊びたい」と思える作品になっています。

ピクセルアートが好きな人はもちろん、「アクションゲームは苦手だから……」と避けている人にも、一度体験版を遊んでみてほしい作品です。

もしかすると筆者のように、「自分には向いていない」と思っていたジャンルの面白さに出会えるかもしれません。

何度コントローラーを置いても、気づけばまた手に取ってしまう。

今日もまた、白い髪の少女が静かに手を差し伸べます。

そして私は、もう一度あの城へ戻ってしまうのでしょう。

作品情報


タイトル:LOVE ETERNAL(ラブエターナル)
ジャンル:高難度ナラティブホラープラットフォーマー
開発:brlka
パブリッシャー:Ysbryd Games(日本語版:PLAYISM)
プレイ人数:1人
対応機種:PC(Steam)/Nintendo Switch/PlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X|S
発売日:2026年7月16日 ※発売中
価格:1,200円(税込)
対応言語:日本語、英語、フランス語、ドイツ語、中国語(簡体字)、韓国語、ポルトガル語(ブラジル)、ロシア語、スペイン語(スペイン)
体験版:Steamにて配信中

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© brlka LLC. All rights reserved. Published worldwide by Ysbryd Games Worldwide Limited. Licensed to and published in Japan by Active Gaming Media Inc.

※記事内のゲームプレイ画像は、Nintendo Switch版を筆者がプレイ中に撮影したものです。キービジュアルなどの公式画像は、PLAYISMより提供された素材を使用しています。

ライター/ねりけし
ピクセルアート(ドット絵)ゲームプレイ歴20年以上。
Vtuberの下で2年間、動画作成とプロモーションを学ぶ。
最近インディーゲームの魅力に気付いて沼にハマる。

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